一日に摂取すべき水分補給量は、季節によっても若干異なりますが、約1.2リットルです。
そして、水分補給はただ飲めばいいというわけではなく、身体への吸収を穏やかにし負担を軽減するため、回数をわけ、ちびちび飲むのがよいと考えられています。
また、水分補給量は多すぎても少なすぎても、身体に悪影響を与えます。
つまり、1.2リットルのミネラルウォーターを持ち歩き、休憩時間や仕事の合間などにこまめに水分補給を心がけることができれば、一日に必要な水分を身体に負担をかけることなく摂取することが可能ということです。
では、水分補給量が多すぎる場合や少なすぎる場合には、身体にどのような悪影響が考えられるのでしょうか?
今回は、水分補給量と身体に与える影響について考えてみます。
水分不足は生命に関わる大問題
一日に摂取すべき水分補給量が少なすぎる場合には、水分不足により血液の粘度が上昇し、血液の流れが悪くなります。
血液の流れが悪くなることにより、栄養を充分吸収することができなかったり、身体の中に摂り込まれた毒物や老廃物を排出しにくくなったりした結果、病気にかかりやすくなったり、疲労感が抜けなくなることが考えられます。
また、夏の暑い季節では熱中症になる可能性が高くなり、重症の場合、生命に関わる可能性もあります。
つまり、喉が乾くなどの水分不足のシグナルは、あなたの身体や生命に関わる重要なシグナルだということです。
水分過多は水中毒になる
水分不足は身体によくないからといって、無理やり多量の水を飲むことは、かえって逆効果になります。
なぜならば、水分補給量が多すぎる場合、水中毒と呼ばれる症状になる可能性があるからです。
水中毒とは、水分を過剰に摂取することにより、身体の中のナトリウム濃度が低下し、筋肉や脳の働きに異常が起こる現象のことです。
水中毒になると、身体のむくみをはじめ、嘔吐やけいれんなどの症状が出ます。
実際に、マラソン大会後、大量の水を摂取したことにより死亡した事例なども報告されています。
つまり、水分補給は適正量摂取することが非常に重要であり、ある程度計画的に行う必要があるということです。
具体的には、一日に必要な水分補給量を水筒やペットボトルに用意するなど、あらかじめ準備を行うことで、身体に悪影響を与えず、ミネラルウォーターによる適切な水分補給が可能になるでしょう。