ミネラルウォーターを飲んだ後で、ぼったくられたと感じる人は少なくありません。
ぼったくられたと感じる理由の多くが、あやしい宣伝文句や根拠のない情報に踊られることによるものですが、根本的には、ミネラルウォーターを飲むことによる結果の理想と現実のギャップが最大の理由です。
では、なぜ理想と現実のギャップが生まれてしまうのでしょう。
今回は、ミネラルウォーターでぼったくりに会いやすいやすい人について考えてみます。
ミネラルウォーターの基礎知識がない
ミネラルウォーターを選ぶ上で、ミネラルウォーターの基礎知識がないことは致命的です。
なぜならば、基礎知識がないということは、何が正しくて何が間違っているのかを判断することができないということだからです。
これは、ミネラルウォーターに限ったことではありませんが、世の中には、間違った情報、あやしい情報、騙すことを目的とした情報が存在しています。
数限りない情報の中で、それらの情報に違和感を感じ、振り回されないようにするためには、判断規準となる「ものさし」が必要なのです。
私たちの日常生活は、特に意識しなくても、常に判断の連続によって成り立っています。
たとえば、朝起きてから、自宅を出るまで、何をどの順番で、どのぐらいの時間を掛けて行えばスムーズに過ごすことができるのか、私たちは必ず考えています。
この判断は、習慣とか常識とか、特に意識しなくても正しい判断ができるように体系化されたものと言い換えてもいいかもしれません。
しかし、はじめてミネラルウォーターを選ぶ時のような、絶対的な経験値が足りない事象の場合、ほとんどの場合、私たちは混乱します。
人は混乱すると、冷静な判断力を失います。
そして、冷静な判断力を失った時についつい信用してしまうのが、間違った情報、あやしい情報、騙すことを目的とした情報なのです。
専門用語を並べられ、難しいから思考停止に陥り、言われた情報を鵜呑みにしていませんか。
測定値の数値を見せられ、機械が判断したのだから正しいと勝手に解釈し、数値が小さい方が安全だという解釈を鵜呑みにしていませんか。
測定値の数値は正しいかもしれませんが、数値の対する解釈は都合のよい解釈かもしれません。
つまり、ミネラルウォーターのぼったくりに合う人は、情報弱者です。
ミネラルウォーターを比較しない
あなたが選ぶミネラルウォーターは、あなたが知っているミネラルウォーターしかありません。
しかし、あなたが知っているミネラルウォーターが、すべてのミネラルウォーターではありません。
つまり、あなたにとって最適なミネラルウォーターは、あなたが知っているミネラルウォーター以外の可能性もあるということです。
また、ミネラルウォーター選びの重要な情報源である体験談は、ミネラルウォーターの効能を証明するのもではありません。
なぜならば、体験談とミネラルウォーターとの間に、明確な因果関係があるとは言い切れないからです。
もしかしたら、ミネラルウォーターではなく、運動やストレス解消法などによって体質が改善したのかもしれません。
運動とミネラルウォーターを飲むことの相乗効果によって、体質が改善したのかもしれません。
体験談として語られるのは、体験者が意識して行ったことだけで、無意識のうちの行なったことは含まれていないのです。
もし、あなたが欲しいと思うミネラルウォーターがあるとしたならば、意識的にそのミネラルウォーターを否定する情報や視点の異なる情報を手に入れてみましょう。
そして、客観的な視点で情報について比較や評価をしてみましょう。
偏った見方からは、偏った情報しか手に入れることはできません。
光と影、両方の姿を見ることによって、本当の姿は見えてくるものです。
つまり、ミネラルウォーターのぼったくりに合う人は、比べることができない人です。
なぜ?なのかを考えない
基本的に、ミネラルウォーターメーカーは、自分達にとって都合のいい話しかしません。
人気ランキングやアンケート調査結果などの情報も、何を規準に?誰が実施した?いつ実施した?など、判断基準が不明確なものも多く存在します。
前提条件が異なれば、調査結果も当然変わってきます。
つまり、調査結果は事実ではなく、加工された情報だということです。
「この調査結果は何を目的に作られたのだろうか」
「なぜ、この情報を私に紹介するのだろうか」
理由が分かれば、調査結果をどのように解釈すればいいのか見えてきます。
冷静で客観的な判断基準を失われるために作られた調査結果ならば、あなたにできることはその場から立ち去ることです。
「今日だけ」、「今すぐ」は、感情を揺さぶって冷静な判断力を失わせる常套手段です。
つまり、ミネラルウォーターのぼったくりに合う人は、感情を揺さぶられる人です。