ミネラルウォーターを飲み過ぎると、生命に関わる危険性があります。
なぜならば、身体の中の水分量が過剰になることにより、最悪の場合、死に至るケースも考えられる水中毒という症状になるからです。
また、ミネラルウォーターに含まれるミネラル成分も、過剰に摂取することにより、さまざまな悪影響が考えられます。
つまり、どれだけミネラルウォーターが健康や美容にいいからといって、飲み過ぎは身体への負担にしかならないということです。
では、ミネラルウォーターの飲み過ぎを防ぐためには、どのようなことに注意すればいいのでしょうか。
今回はミネラルウォーターと飲み過ぎの関連性についてご紹介します。
ミネラルウォーターの飲み過ぎを防ぐ方法
一般的な成人が1日に必要とする水分量は、約2.5リットルです。
このうち、食事などで摂取可能な水分量を除くと、直接水分として摂取しなければならない水分量は約1.2リットルです。
つまり、これらの目安を大きく上回る過剰な水分量を摂取することは飲み過ぎであり、身体に悪影響を及ぼす可能性があるということです。
また、水分補給量が適量だったとしても、一度の大量の水を摂取するのも危険です。
なぜならば、身体が一度に処理できる水の量には限度があるからです。
短時間に大量の水分を摂取すると、腎臓に負担がかかるのはもちろんのこと、発汗が促進され、身体の中のミネラル成分が排出されやすい状態になることにより、水中毒の危険性も高くなります。
つまり、回数を分け、自分のペースでこまめに水分補給するのも、ミネラルウォーターの飲み過ぎを防ぐひとつの方法だということです。
ミネラルウォーターの飲み過ぎを防ぐためには、飲む量と飲むタイミング、両方に注意するようにしましょう。
ミネラル成分やペーハー値にも要注意
ミネラルウォーターの場合、水分量だけでなく、含まれているミネラル成分やペーハー値にも注意が必要です。
ミネラル成分を多く含む硬水と呼ばれるミネラルウォーターは、多くのミネラル成分を摂取することができる水として重宝されていますが、過剰に飲み続けると下痢になったり、乳幼児においては内蔵への負担が大きくなる場合があります。
また、アルカリ性の強いミネラルウォーターを過剰に飲み続けると、酸性に保たれている胃酸の酸性度を下げることにより、殺菌効果を低下させ食中毒などのリスクが増大する危険性が考えられます。
つまり、ミネラル成分やペーハー値が極端なミネラルウォーターは、飲み過ぎた場合のリスクが大きくなるということです。
ミネラル成分やペーハー値が極端なミネラルウォーターを飲み続ける際には、身体にどのような影響があるのか事前に確認するのはもちろんのこと、身体への負担を考慮しながら、少しづつ飲む量を増やしていくのがよいでしょう。