ウォーターサーバーを使っていると、残念ながらいろいろなトラブルに見舞われることがあります。
しかし、一部の悪質なトラブルを除き、ほとんどのトラブルは事前にきちんと確認しておくことで、回避することが可能なのです。
ウォーターサーバーのトラブルには、ある程度傾向があります。
つまり、トラブルの傾向を理解しておくだけでも、これからウォーターサーバーを選ぶあなたにとっては、有益な情報なるということです。
では、ウォーターサーバーのトラブルには、いったいどのようなものが多いのでしょう。
今回は、ウォーターサーバーにありがちなトラブルについて考えてみます。
ウォーターサーバーの契約内容
ウォーターサーバーには長期間使うことを前提条件としているため、利用するためには契約を交わす必要があります。
本来であれば内容を理解した上で契約するべきですが、内容をよく理解しないまま契約してしまい、後になってトラブルとなるケースが多く見受けられます。
たとえば、抽選で「ウォーターサーバーが無料」という賞品が当たったとしましょう。
賞品ということで、すべて無料だと考えて契約したものの、後になって月々の水の購入費用が必要であることを知り、解約を申し出たところ高額な解約金を請求されたというような事例もあります。
また、水の料金が安かったので契約したが、サーバーのメンテナンス費用や水の配送料が別途かかることを知らなかったというような、知識不足によるトラブルも発生しています。
これらのトラブルは、契約内容をきちっと確認してから契約することで問題を回避することができます。
契約内容を確認することは、少々面倒かもしれませんが、後になってトラブルとなり無駄な時間やお金を使うことを思えば、決してデメリットばかりではないはずです。
分からない用語や理解できない内容があれば、積極的に質問しましょう。
もし、すべてを質問することが難しければ、最低限解約についての条件や費用についてだけでも確認し、万が一のリスクがどれくらいあるのか理解しておかなければいけません。
契約書は、サインした時点で契約完了です。
契約書に書かれていることが契約内容であり、書かれている内容について、知らなかった、聞いていないは通用しません。
ウォーターサーバーが無料とはすべて無料という意味ではありません。
勝手な解釈で、不利な契約を結ばないようにくれぐれもご注意ください。
ウォーターサーバーの使用量変化
ウォーターサーバーの使用量が減少することにより発生するのが、定期配送購入によるものです。
ウォーターサーバーの定期配送購入は、特に何もしなくても決めたれた間隔で決めたれた量のミネラルウォーターが送られてくるので、非常に便利ですが、生活環境の変化により使用量が大きく減少した場合には、ミネラルウォーターを使い切る前に次の新しいミネラルウォーターが届いてしまうのです。
また、定期配送購入でなくても、契約内容によっては、1ヶ月の最低利用本数が決められている場合があります。
つまり、たとえまったくミネラルウォーターを飲まなくても、最低利用本数分のミネラルウォーターが届き、料金も請求されるということです。
飲み切ることができないミネラルウォーターは、賞味期限に余裕があれば、とりあえず保管しておくことも可能ですが、それなりの保管場所が必要ですし、届いた分の料金は必ず請求されます。
ウォーターサーバーの使用量が変動することが事前に予想される場合には、多少面倒でも定期配送購入のプランを避けるか、最低量を定期購入プランにしておき、足りない量については追加注文するようにしましょう。
また、さきほどご紹介した事例と同じように、解約時のリスクがどれくらいあるのか理解しておきましょう。
ウォーターサーバーのトラブル解消法
とれだけ、入念に準備していたとしても、ウォーターサーバーのトラブルはゼロにすることはできません。
とはいえ、トラブルが起こってしまったからといって、あなたが泣き寝入りする必要もありません。
もしもトラブルになってしまった場合は、消費生活相談窓口に相談してみましょう。
苦情解決の専門家の立場で、適切な対応方法をアドバイスしてくれるはずです。