水の種類で選ぶウォーターサーバー

あなたは、ウォーターサーバーにどんな水が使われているのか知っていますか。

たとえば、ウォーターサーバーには水道水を水源とする水が使われている場合があると言ったら、あなたは信じることができますか。

美味しいから、イメージがいいからだけでは、あなたにピッタリのウォーターサーバーを選ぶことができません。

どれだけウォーターサーバーのデザインが優れていても、どれだけウォーターサーバーの料金が安くても、あなたの大事な身体に影響を及ぼすのはウォーターサーバーに使われている水なのです。

ウォーターサーバーの水の種類について理解することは、ウォーターサーバーを選ぶ時の判断材料になります。

これからご紹介する内容を理解してからでも、ウォーターサーバー選びは遅くはありません。

天然水は、文字通り地下水など特定の水源から採水した水のことで、ナチュラルウォーターと呼ばれることもあります。

（参考情報：ミネラルウォーターには、どんな種類があるの）

ナチュラルウォーターの中にはミネラル成分を豊富に含むナチュラルミネラルウォーターと呼ばれるものがあり、富士山周辺で採水されるバナジウム天然水などもこのナチュラルミネラルウォーターに分類することができます。

天然水を使ったウォーターサーバー最大の特徴は、豊富なミネラル成分です。

天然水は採水地によってミネラル成分が異なります。

含まれているミネラル成分が異なるということは、水の味が異なるということであり、あなたが美味いと感じるミネラル成分の配合を求めて、ウォーターサーバーを選んでみるのも楽しいかもしれません。

天然水というと、雑菌などの影響を不安に感じるかもしれませんが、国内で生産されているナチュラルミネラルウォーターは、熱処理などにより殺菌を行うことが義務づけられているため、安全性を確保しながら旨味成分であるミネラル成分を身体に摂り入れることが可能です。

天然水を使ったウォーターサーバーは、健康志向の強い方や美味しい水を求めている方にとっては最適な水といえるでしょう。

RO水最大の特徴は、安全性です。

（参考情報：純水とミネラルウォーターは、何が違うの）

なぜならば、RO水は逆浸透膜と呼ばれるろ過方法によって、身体に影響をあたえる不純物を可能な限り取り除いてあるからです。

RO水はピュアウォーターと呼ばれることもあります。

ピュアとは天然ということではなく、不純物が含まれていないという意味です。

内蔵が十分に発達していない赤ちゃんや乳幼児や、腎機能の障害のある方によっては、水に含まれるミネラル成分は身体への負担になる場合があります。

また、水道水に含まれる塩素は、水をまずく感じさせる大きな要因となっています。

このような問題を解消するために生み出されたのがRO水であり、赤ちゃんや乳幼児がいるご家庭でぜひ使っていただきたのが、安全性の高いRO水を使ったウォーターサーバーなのです。

ただし、RO水は不純物をろ過した水であるため、水源は特に問われません。

つまり、水道水が水源の場合もあるということです。

天然水であろうが水道水であろうが不純物が除去されているため、身体への影響が大きく異なることはありませんが、ウォーターサーバーに天然水のイメージをお持ちの方にとっては、なかなか理解しずらいことなのかもしれません。

また、RO水の中でも、海洋深層水など一度不純物を取り除いた後、再びミネラル成分を添加しているものもあります。

RO水を使ったウォーターサーバーは赤ちゃんや乳幼児がいるご家庭に適していますが、RO水だけらといって安心するのではなく、水源やミネラル成分の添加について確認を行うことも重要でしょう。