業務用で使うウォーターサーバーは、特別なウォーターサーバーではありません。
なぜならば、ウォーターサーバーは、もともと不特定多数の人が使うことを目的に作られているからです。
冷静になって考えてみれば、水道水にも業務用はありません。
つまり、ウォーターサーバーは業務用だからといって特別な機能は必要ないのです。
しかし、置き場所や用途によって、選ぶウォーターサーバーは変わってきます。
今回は業務用として使うウォーターサーバーについて考えてみましょう。
業務用に適した水の種類
ウォーターサーバーに使われている水の種類は、天然水とRO水に大きく分類することができますが、不特定多数の人が利用することが多い業務用のウォーターサーバーとしては、RO水が適しているといえます。
なぜならば、天然水の場合、人によってはミネラル成分の影響で、下痢をする可能性があるからです。
もし、あなたの会社に来社されたお客様が、設置してあるウォーターサーバーを飲んで下痢になったとしたら、どのようなことが考えられるでしょう。
お客様がウォーターサーバーを飲んだことが原因で下痢になったとしたら、少なくとも業務用としてウォーターサーバーを設置したメリットはありません。
すべてのお客様がミネラル成分が豊富な天然水を飲みたいと思っているのであれば話は別ですが、お客様は天然水を飲むことを目的に、来社しているわけではありません。
可能な限り不純物を取り除いたRO水なら、身体への影響が小さく、下痢になる可能性も少なくなります。
天然水とRO水、使用目的に合わせて使い分けるようにしましょう。
ウォーターサーバーのメンテナンス
ウォーターサーバーは、定期的に消耗パーツの交換やメンテナンスが必要です。
このため、業務用のウォーターサーバーを選ぶ際には、メンテナンスの方法についても確認しておくことが大切です。
定期的に業者によるメンテナンスが必要なウォーターサーバーがある一方、メンテナンスフリーと呼ばれるメンテナンス不要のウォーターサーバーもあります。
また、一般的なメンテナンス以外にも、ボトルの交換や洗浄などのセルフメンテナンスは定期的に行わなければいけません。
メンテナンスやセルフメンテナンスの頻度が高かったり、手間がかかったりすると、業務に支障が発生するケースも考えられます。
メンテナンスについては、ウォーターサーバーを選んでいる時ついつい忘れがちですが、長期間使うことを考えれば考える程、その重要度は増すといえるでしょう。
お茶くみではなくセルフ方式に
業務に支障がでるいう視点で考えた場合、ウォーターサーバーはお茶くみ業務を廃止することができます。
たとえば、今まで通常業務を中断しお茶の準備や配膳を行なっていたところを、ウォーターサーバーを設置することで、必要な人が必要な時お茶やコーヒーを利用するセルフ方式に変えることができます。
セルフ方式に変わることで、本来の業務に集中できる時間が長くなり、会社の業績にも貢献することが期待できるでしょう。
美容院や病院のウォーターサーバー
美容院や病院など待つ場所では、ウォーターサーバーを設置することにより、顧客満足度のアップが期待できます。
何もすることがない待ち時間というのは、思った以上に退屈なもの。
そんな時に、ウォーターサーバーで美味しい水やコーヒーを飲むことができれば、気分転換になり、無機質な待ち時間に潤いを与えてくれます。
また、小さなお子様が時間を持て余してしまった場合においても、ウォーターサーバーが設置してあることで、楽しい時間を過ごすことができるかもしれません。