ミネラルウォーターとは、ミネラルを含んだ水のことではありません。
なぜならば、ミネラル成分をほとんど含んでいなくても、ミネラルウォーターと名乗ることができるからです。
ミネラルウォーターというネーミングから、身体によい特別な水のように考えているかもしれませんが、それはミネラルウォーターを過剰評価しているに過ぎません。
ミネラルウォーターが身体にとって有益であるのは確かですが、あくまでも、あなたの身体に合ったミネラルウォーターであるという条件付きです。
初めてミネラルウォーターに興味を持ったあなたにとって、ミネラルウォーターは分からないことばかりのはずです。
今回は、あなたに最適なミネラルウォーターを見つけるために、どのようなことに注意すべきなのかについてご紹介します。
ミネラルウォーターを選ぶ前にすべきこと
ミネラルウォーターを分類する方法として分かりやすいものに、硬度があります。
「ミネラルウォーターの硬度とは?」の中でもご紹介していますが、硬度とはミネラルウォーターに含まれている成分を示す目安のひとつであり、数値が大きいからといって優れているわけではありません。
また、含まれているミネラル成分についてもそれぞれ特徴や摂取の目安があります。
詳しい内容は、「ミネラルウォーターには、どんなミネラル成分が含まれているの?」をご覧いただくこととして、要は、数値の大きさだけに振り回されるのではなく、その数値がどのような意味を持ち、あなたにとって有益なのか有害なのかを見極める判断材料にならなければ意味がないということです。
ヨーロッパのミネラルウォーターは、無殺菌だから身体に優しいという解釈は本当でしょうか?
水の安全性という視点から見れば、殺菌処理されている方が身体に優しいケースも考えられるのではないでしょう?
日本で作られるミネラルウォーターとヨーロッパで作られるミネラルウォーターの違いが分からなければ、あなたがすべきことは、ミネラルウォーターを選ぶことよりも、ミネラルウォーターの違いを理解することなのかもしれません。
ミネラルウォーターを選ぶために必要なもの
ミネラルウォーターの選び方として重要なのは、イメージに流されないことです。
つまり、どのミネラルウォーターがいいのかを考えるのではなく、何を目的にどのミネラルウォーターを選ぶのかが重要になるということです。
目的があれば、目的を達成するために何が足りないのがか見えてきます。
何が足りないのかが見えてくれば、足りないものを補えばいい、ただそれだけのことです。
ミネラルウォーターに興味を持つあなたは、健康や安全に対する意識の高い人です。
つまり、健康や安全に対し、より良い物を選びたいと考えている人です。
おすすめやランキングなどの情報に流されていれば、多数派に属することはできますが、本当によい物を選ぶことができるとは限りません。
良い物を選ぶためには、情報に流されるのではなく、情報を見極める眼を持つことが重要です。