魚に含まれる水銀や加工食品に含まれる食品添加物など、私たちの食生活は常に毒物に汚染されているといっても過言ではありません。
つまり、毒物が身体の中に侵入することを防ぎきれない環境である以上、健康を維持するためには身体の中から毒物を排出することが必要不可欠だということです。
ミネラルウォーターにはデトックス(解毒)効果があるといわれています。
なぜならば、充分な水を飲んで血液の流れをよくすれば、排尿、排便が活発になり有害物質を速やかに排出することができるからです。
今回は、ミネラルウォーターのデトックス効果についてご紹介します。
ミネラルウォーターのデトックス効果を高める方法
ミネラルウォーターによるデトックス効果を高めるためには、ただミネラルウォーターを飲めばいいというわけではありません。
つまり、飲む量や飲み方、飲むタイミングに工夫しなければ、デトックス効果を最大限引き出すことは難しくなるということです。
成人の場合、季節による変動もありますが、一般的に汗や尿などによって1日に約2.5リットルの水分が身体から排出されるといわれています。
そして、逆に食事から約1リットルの水分を摂取し、体内合成によって約0.3リットルの水分が身体の中で生成されるといわれています。
つまり、身体から排出される2.5リットルから摂り入れることができる1.3リットルを差し引いた1.2リットルについては、飲み水から摂取する必要があり、もし摂取するすることができなければ身体は水分不足の状態になるということです。
水分不足の状態では、本来身体の中で行われるべき有害物質の排出が適切に行われず、身体の中に毒物が留まってままになってしまいます。
つまり、水の飲む量が少ないことは、デトックスが行われず健康を害す要因になるということです。
身体に負担をかけずに水分補給するには、ガブ飲みを避け回数を分けゆっくりと飲むことが重要です。
一度に飲む量が多くなると、腎臓に負担をかけることはもちろんのこと、一気に体温を奪って身体にダメージを与える可能性もあります。
1.2リットルは約コップ8杯分です。
起床時や就寝前、入浴前後など、水分不足になるタイミングで、コップ8杯を目安に水分補給をしましょう。
お茶やコーヒー、アルコール類が水分補給に不向きな理由
お茶やコーヒーなどで水分補給をしている場合には、注意が必要です。
なぜならば、水分補給しているつもりが、じつは水分を奪っているかもしれないからです。
お茶やコーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があり、飲んだ分以上の水分を身体の外に排出してしまう可能性があります。
また、ビールなどのアルコールにも利尿作用があり、トイレの回数が増えるのも、この利尿作用によるものです。
水はその他の飲み物に比べ、腎臓への負担も小さく水分補給に適した飲み物といえます。
また、腎臓や心臓の疾患などにより制限が必要なケースを除き、水を大量に飲んだとしても余分な水分は尿として排出されます。
つまり、水を多く飲み過ぎたからといって、太ったり、体重が増えることはないということです。(ただし、水の飲み過ぎには水中毒のリスクがあります)
有害物質を速やかに排出するデトックス効果を最大限に発揮するためには、身体に適した水を、こまめに回数を分け1日1.2リットル飲むことが、ひとつの目安となるでしょう。