あなたは、ウォーターサーバーを選ぶ前に、ウォーターサーバーを他の水と比較してみたことはありますか。
ウォーターサーバーには、ウォーターサーバーならではの特徴があります。
そして、特徴はメリットにもデメリットにもなります。
今回は、他の水を比較した場合の、ウォーターサーバーのメリットに注目してみました。
今回比較したポイントは、以下の3つです。
浄水器と比較
ウォーターサーバーは冷水とお湯を使うことができますが、一般的な浄水器はお湯を使うことができません。
たとえば、急な来客でお茶やコーヒーを用意しなければならない場合、ウォーターサーバーならコックをひねるだけで、すぐにお湯を用意することができますが、浄水器の場合には一度水をヤカンに移し、お湯を沸かすためお客様をお待たせすることになってしまいます。
つまり、常時お湯を使う環境では、ウォーターサーバーは使い勝手がよいということです。
また、ウォーターサーバーはいろいろな水源からお好みの水を選ぶことができますが、浄水器は基本的に水道水しか使うことができません。
たとえば、ウォーターサーバーではRO水と呼ばれる不純物を除去し、安全性が高いとされる水を選んだり、天然水を殺菌処理したミネラル成分を多く含む水などから、好きな水を選ぶことができますが、浄水器では水道水から不純物や有害物質を取り除いた水しか選べません。
つまり、水の種類という意味において、ウォーターサーバーは選択肢が豊富だということです。
この他にも、初期コストを比較した場合、ウォーターサーバーに比べ浄水器は高額になる傾向があります。
水道水と比較
水の検査基準を比較した場合、ウォーターサーバーは食品衛生法で定められた19種類の基準値に対し、水道水は水道法によって約50種類の基準値が定められています。
つまり、ウォーターサーバーの基準値は水道水に比べ緩いということです。
ただし、ウォーターサーバーの中でも、水源が水道水のものは、採水の段階では水道法の基準値を満たしていますし、メーカーによっては、放射能を含む検査を独自に行なっています。
このため、ウォーターサーバーと水道水の検査基準を比較した場合、一概にどちらが優れていると言い切ることは難しく、それぞれの検査内容をホームページなどで確認するとよいでしょう。
また、ウォーターサーバーは塩素による殺菌処理を行なっていないため、カルキ臭がありませんが、水道水は法律によって塩素が含まれていることが義務付けられているため、カルキ臭があり、水をまずく感じさせる大きな要因となっています。
つまり、カルキ臭がほとんど含まれていないウォーターサーバーは、水道水にくらべ美味しい水だといえるでしょう。
なお、味覚以外にも水道管の影響により、水道水を長期間使用しない場合、水に色がついたり濁ったりする可能性があります。
ペットボトルと比較
日常的な使い勝手を比較した場合、ペットボトルよりもウォーターサーバーに軍配が上がります。
なぜならば、ペットボトルが使う度キャップを開け閉めしなければならないのに対し、ウォーターサーバーはコックをひねるだけで簡単に水を注ぐことができるからです。
また、持ち運びすることを考えた場合、気になるのが水の重さ。
大きなペットボトルは取り出したり注いだりする時、重量が負担になりますが、ウォーターサーバーはボトルさえセットしてしまえば、その後は水の重さが気になることはありません。
また、浄水器との比較の時にもご紹介しましたが、一般的なペットボトルはお湯を入れて保管することができませんが、ウォーターサーバーはお湯を使うことを前提に設計されているものがほとんどです。
たとえば、安全性の高いペットボトルとウォーターサーバーで赤ちゃんのミルクを作ることをイメージした場合、ペットボトルはお湯を沸かす手間と時間が必要ですが、ウォーターサーバーは、すぐにミルクを作ることができます。
つまり、ウォーターサーバーを使うことによって、手間と時間を節約することができるのです。
また、そのデザイン性からもウォーターサーバーはペットボトルに比べ優れているといえます。
福利厚生の一環として事務所などに設置することにより、会社のイメージアップにも貢献してくれるでしょう。