ミネラルウォーターには賞味期限があります。
このため、あなたのご自宅に非常用としてストックしてあるミネラルウォーターの中にも賞味期限切れになっているものもあるかもしれません。
賞味期限の定義は美味しく食べられる期限のため、期限を過ぎたミネラルウォーターが飲めなくなるとは限りませんが、ミネラルウォーターは腐るので安全性を重視するのであれば飲むことをやめておいた方がいいかもしれません。
今回は、ミネラルウォーターの賞味期限についてご紹介します。
ミネラルウォーターを開封した時から、腐敗は進む
ミネラルウォーターの賞味期限は、ラベルを見れば簡単に確認することができます。
同じミネラルウォーターだとしても、容器の種類や充填方法によって賞味期限が異なるので、その都度確認するのが安全な賞味期限の確認方法といえます。
ミネラルウォーターの賞味期限において注意しなければならないのは、賞味期限として記載されている日付は未開封の状態で保存可能な日数だということです。
基本的に外気に触れていない状態であれば、ミネラルウォーターの腐敗が進むことはほとんどありません。
ただし、保管状態によっては味覚に影響を与える可能性がゼロとは考えられないため、未開封の場合における賞味期限は美味しくミネラルウォーターを飲むための目安として考えた方がよさそうです。
一方、開封し外気に触れたミネラルウォーターには、賞味期限は適用されません。
なぜならば、殺菌が義務付けられている日本のミネラルウォーターだとしても、開封し外気と触れた時点でミネラルウォーターに含まれる有機物に空気中の細菌が繁殖し、腐敗が進行するからです。
ヨーロッパで製造されたミネラルウォーターにおいては、厳しい規準によって管理させているとはいえ、殺菌処理が行われていません。
このため、一度栓を開けたら飲み残しなどはせず、早めに飲み終えるように心がけましょう。
ウォーターサーバーも賞味期限がある
ウォーターサーバーにおいても、ペットボトル入りのミネラルウォーターを同じ考え方が適用できます。
つまり、未開封のウォーターサーバーであれば腐敗が進行する可能性は非常に低いのですが、一度使ったウォーターサーバーでは、外気がボトル内に侵入するため、外気の中に含まれる細菌がボトルの中で繁殖し、腐敗が進行する可能性が考えられるということです。
また、ボトル内以外においてもコックや取り付け口などが使い続けることにより細菌やカビによって汚染される可能性も否定できません。
ミネラルウォーターの賞味期限については前提条件があり、その前提条件を守らなければ無意味なものになってしまうことを覚えておきましょう。