赤ちゃんや子供のいるママが選ぶウォーターサーバー

「子供には、安全で美味しい水を飲ませたい」

子供の健やかな成長を願う親ならば、誰でも思っていることですよね。

しかし、ここで注意しなければならないのは、大人にとって安全で美味しい水と子供や赤ちゃんにとって安全で美味しい水とは、ちょっとだけ違うということです。

つまり、あなたが選ぼうとしているウォーターサーバーは、もしかしたら大切な赤ちゃんや子供には適していない可能性があるということです。

では、赤ちゃんや子供のために、どのようなウォーターサーバーを選んだらいいのでしょう。

今回は、赤ちゃんや子供がいるママが選ぶウォーターサーバーについて考えてみます。

赤ちゃんのためにウォーターサーバーを選ぶのであれば、最重視したいのは安全性です。

安全性の高い水はミルクに使うだけでなく、ベビーフードにも使うことで、安全性の高い食事を作ることもできます。

赤ちゃんは、お父さんやお母さんと異なり、内蔵の発達が非常に未熟です。

また、細菌への抵抗力も弱いため、不純物や有害物質を身体の中に摂り入れることはできる限り避けたいものです。

このため、ミネラル成分が含まれていたり、ろ過が行われていない水を使用しているウォーターサーバーは、赤ちゃんには適しているとはいえません。

赤ちゃんには、精度の高いろ過として定評のあるRO水をつかったウォーターサーバーが、内蔵への負担や身体への影響が最も少ないため、自信をもっておすすめできます。

また、水の成分以外に忘れてはならないのが、放射能による影響です。

原発事故以降、どのろ過方法が放射能を取り除くことができるのか多くの方が関心を寄せる様になりましたが、有害な放射能物質を手に入れ検査することができないため、明確な答えがないのが現状です。

ただし、理論的には逆浸透膜を使ったろ過方法が放射能の除去に有効なことが分かっていますが、同じ逆浸透膜によるろ過だとしても、メーカーによって除去能力が異なることが考えられるため、逆浸透膜を使った水だからといって一概に安全とは言い切れません。

このため、放射能による汚染を考慮する際には、ろ過方法だけでなく、ウォーターサーバーメーカーが発表している検査結果なども参考に、安全性の高いウォーターサーバーを選ぶようにしましょう。

小さな子どもがいる家庭において、ウォーターサーバーのチャイルドロックは必要不可欠な機能です。

なぜならば、チャイルドロックによって、あなたの大事なお子さんのウォーターサーバーによる事故を未然に防ぐことができるからです。

チャイルドロックとは、通常コックやレバーを押したりすることで簡単にミネラルウォーターを出すことが出来る仕様にひと手間加えることで、誤ってミネラルウォーターが出ないように配慮した機能のことです。

ウォーターサーバーのチャイルドロック機能を使用することによって、小さい子供が誤って蛇口を握り、熱湯によるやけどを防止したり、いたずらなどによる無駄な使用を抑制する効果が期待できます。

ただし、チャイルドロックは、大人だけがウォーターサーバーを使う環境の場合、かえって面倒になることが考えられます。

ウォーターサーバーの中には、チャイルドロック機能を無効に切り替えることができるタイプもあるため、いろいろな使用環境が考えられる場合には、切り替え機能のあるウォーターサーバーを選ぶようにしましょう。

赤ちゃんに美味しいミルクを作ってあげる時にも、ウォーターサーバーは大活躍します。

温水機能を備えているウォーターサーバーなら、お湯を使用することであっという間にミルクを作ることができ、お腹をすかせた赤ちゃんにツラい思いをさせることもありません。

（注意：粉ミルクの調乳の際には、熱いミルクにウォーターサーバーの冷水を入れるような利用方法は避けるべきという見解もあるため、調乳方法は必ずミルク製品の記載に従いましょう）

さきほどもご紹介したとおり、赤ちゃんはにはミネラル成分の少ない軟水が適しています。

そして、これはミルク作りの水としてもまったく同じです。

ミルクを作るためにウォーターサーバーを使うことが多いのであれば、軟水の中でも天然水ではなく、不純物や有害物質を可能な限り除去したRO水がおすすめです。

RO水を使ってミルクを作ることによって、内蔵に負担が少ないミルクを飲ませることができます。

また、水の種類だけでなく、ウォーターサーバーの衛生対策についても事前に確認しましょう。

どれだけきれいで安全な水を使っていても、ウォーターサーバーが汚れていては、何も意味がありません。