美味しいご飯を炊くためには、いい水を使うことが必要不可欠です。
ご飯を炊く水に注意するのはもちろんのこと、洗米する際に使う水にも気を使うことも重要です。
また、チャーハンやピラフなどに適したパサパサしたご飯と、和食に適したふっくらとしてツヤのあるご飯とでは、それぞれ相性のよいミネラルウォーターが異なります。
お米の味を最大限に引き出すことができるミネラルウォーターを有効に活用し、より美味しくご飯をいただきましょう。
美味しいご飯を炊飯器で炊く方法
乾燥しているお米は、最初に触れた水分を最も吸収するといわれています。
つまり、ミネラルウォーターを使って炊飯器でご飯を炊いたとしても洗米の時に水道水を使っていた場合、お米は最初に触れた水道水の成分を最も吸収しているということです。
水道水に含まれる塩素はお米のビタミンを破壊したり、炊いたお米に塩素臭が残ってしまいます。
つまり、塩素を含んだお米では美味しいご飯にならないということです。
美味しいご飯を炊くためには、すべての研ぎ汁をミネラルウォーターにすることが望ましいのですが、経済的な負担が大きくなるのが難点です。
このため、経済的負担を少なくしつつ美味しいお米を炊く方法として、洗米の前に10分程ほどお米をミネラルウォーターに浸し、水道水で洗米を行うことにより、水道水の影響を最小限に抑え、美味しいご飯を炊飯器で炊くことが可能になるでしょう。
軟水はふっくら、硬水はパサパサ
硬度の高いミネラルウォーターは、お米の繊維を硬くし粘り気の少ないご飯に仕上げる効果があるといわれています。
このため、チャーハンやピラフなどに適したパサパサした食感のお米にしたければ硬水ミネラルウォーターを使うことをおすすめします。
一方、和食によく合うツヤがありふっくらとした白米を炊きたいのであれば、硬度の低い軟水ミネラルウォーターが最も適した水といえるでしょう。