不健康な人が選ぶミネラルウォーター

健康とミネラルウォーター

ミネラルウォーターは、身体によいと考えられていますが、決してそうとは言い切れません。

なぜならば、どんなに優れたミネラルウォーターだとしても、使い方を誤れば有害物質になることがあるからです。

身体に必要とされている塩分や糖分も、摂り過ぎはいろいろな病気の原因となります。

逆に、身体に有害とされる物質を摂取したとしても、微量であればほとんど影響を及ぼさない場合もあります。

つまり、ミネラルウォーターが身体に悪いのか良いのかと判断するのではなく、どんなミネラルウォーターが身体にどんな影響を及ぼすのかを考えることが重要だということです。

では、身体に悪影響を及ぼすミネラルウォーターとは、いったいどのようなミネラルウォーターなのでしょう。

今回は、身体に悪いミネラルウォーターについて考えてみます。

スポンサーリンク
336280

ミネラルウォーターと水道水、どちらが危険

ミネラルウォーターを水道水を比較すると、ミネラルウォーターの方が有害物質が多く含まれている可能性が高いと考えることができます。

なぜならば、ミネラルウォーターの水質管理基準は水道水の水質管理規準と比較し、ゆるい規準になっているからです。

水道水は水道法という法律によって50種類以上に及ぶ基準値によって管理されているのに対し、ミネラルウォーターは食品衛生法による約20種類の基準値しかありません。

一概に基準値が多い方が有害物質が少ないと言い切ることはできませんが、もし、有害物質が含まれていたとしても、基準値が少ない方が発見する可能性は低いと考えることができます。

このため、水分補給による身体への悪影響を最小限にすることを目的とするのであれば、天然の水に含まれるミネラル成分を摂取することを目的とするミネラルウォーターは、目的が異なるため適していないと言えます。

つまり、身体への悪影響を最小限に抑えたいのであれば、不純分を取り除くことができるRO水と呼ばれる種類のボトルドウォーターや、水道水を浄水器を使い、ろ過した水の方が適しているということです。

ミネラルウォーターの主な目的は、水に含まれる天然のミネラル成分を摂取することにより、健康な身体を作ることです。

しかし、天然のミネラル成分を摂取することは、同時にミネラルウォーターに含まれるその他の不純物も身体に摂り入れなければいけません。

ミネラルウォーターは、そのネーミングから身体によいと思っているかもしれませんが、摂り入れる不純物によっては、身体に悪影響を及ぼす場合もあることを覚えておきましょう。

ミネラルウォーターの有害物質

ミネラル成分を多量に含むミネラルウォーターを飲むと、内蔵への負担が大きくなり、身体に悪影響となる場合があります。

つまり、たとえ身体に必要とさせるミネラル成分だとしても、有害物質になる可能性があるということです。

たとえば、消化器官が充分発達していない赤ちゃんや幼児がミネラル成分を多く含む硬水を飲むと、下痢などの症状を起こすことがあります。

また、ミネラル成分は摂取量には適量があり、特にナトリウムの過剰摂取は血圧上昇の要因になります。

つまり、特性が極端なミネラルウォーターは、身体に与える影響が大きいということです。

ミネラル成分の摂取量と同様に、ミネラルウォーターの酸性アルカリ性を表すペーハー値が極端なミネラルウォーターも有害物質になる可能性があるといえます。

なぜならば、アルカリ性の強いミネラルウォーターは、胃液の酸性度を下げることにより殺菌効果を減少させ、食中毒のリスクを増大させることがあるからです。

また、一度に多量のミネラルウォーターを摂取することも、身体に大きな負担となります。

なぜならば、腎臓が一度に処理できる水の量には限界があるからです。

腎臓が処理出来る限界を超える水分量を一度に摂取すると、身体がむくんだり、水中毒と呼ばれるけいれんなどの症状が出ることがあります。

つまり。本来、身体に有益であるはずのミネラルウォーターも、飲み方や選び方によって身体に悪いミネラルウォーターに変わってしまうということです。

結局は、あなたの選択がすべて

これまで、いろいろとご紹介してきましたが、誤解を恐れずに言ってしまえば、硬水のミネラルウォーターだから身体に悪いとか、アルカリ性のミネラルウォーターだから有害とか考えること自体がナンセンスです。

なぜならば、結局のところ、身体に悪いミネラルウォーターとは、誤った飲み方、誤った選び方をしたミネラルウォーターだからです。

どれだけ素晴らしい薬でも、飲み方次第で毒になることとまったく同じです。

つまり、身体に悪いミネラルウォーターは、あなたの思考と行動によって決まるということです。

スポンサーリンク
336280
336280
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。